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【三つの時代で輝き続けるオンナたち】vol.5 ホリスティックセルフケア協会代表 宮澤 美己子さん

昭和から、平成、令和と三つの時代を、 結婚、出産、子育て、仕事と生き抜いた女性

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宮澤さんのお話を伺わせていただき、制作させていただいた作品です。
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ホリスティックセルフケア協会代表 宮澤 美己子さん

食・タッチケア・ヒプノセラピー・アロマでストレスマネジメントの情報を伝え、
現在は個人向けセラピーが中心に活動中。
 主婦暦は17年。 3人の男子を育ててきた。
40代で離婚し、現在、長男36歳~三男30歳は立派に成人・独立されている。

お仕事を始めるきっかけ

佐藤 今のお仕事を始めるきっかけを教えてください。

宮澤  22歳で結婚し、子育てに専念しながら17年間専業主婦時代を過ごしてきました。

家庭の中では善き母、善き妻でいることが大切だと信じて暮らしていました。

そして、自分を好きになれずにいました。

子ども達の手が離れて、ふと自分の人生を考えた時に疑問を感じ、

「これからはもっと楽しんで生きていこう」と、

フッと何かが吹っ切れた感覚になりました。

 その後、次世代に伝えていくことを目的に、

7~8名で「こむめいと」という団体を作り、いろいろな方を呼んで、

感動した本を紹介するイベントを企画したり、

著名人を呼んだりして、みんなで楽しんで活動していました。

 そんな中、みんなが気軽に集まれるコミュニティを作りたいと思い立ち、

info.○(インフォーマル)というオーガニックレストランをオープンさせて、

そこで子ども達が表現出来る展示なども企画してきました。

開業して2年後、お店をクローズする頃に閉経も迎えていたこともあったのか、

数ヶ月の間咳が止まらず、下肢の静脈が盛り上がったり、

手足がやたらと火照ったりと様々な不調が現れました。

 心と体のバランスが取れなくて、まるで棺おけに片足を突っ込んでいる感覚でした。

周りの人に形見分けをしたりして…今考えると普通じゃないですよね。

 そんなとても不安だった時、「その痛みはうつ病かもしれません」という本に出逢い、

その中の簡易検査のチェックをしてみると、

今までの症状は、”うつ病”だったということが分かったのです。

それを知って逆に、特別な病気ではないことがわかりホッとした覚えがあります。

佐藤 新しいことを始めたことで、心やカラダに疲れがたまってしまったのですね…。

その後はどうなさったのですか?

宮澤 「今の私には武器がない…。これから何が出来るだろう」とスッキリしない頭で考える中、

先ずは心と体のこのアンバランスな感じを何とかしなくちゃと思い、

それまで勉強してきたことを実践しようと、色々なことに挑戦しました。

ちょうどその頃ベビーマッサージも学んでいたので、”タッチケア”も取り入れてみました。

 タッチケアとは、簡単に言うと「手当て」。

昔から、お腹が痛い時にお母さんが手を当ててくれただけで痛みが和らぎますよね。

そういう手の力で、自分に触れることで体と心を癒してみました。

 心のマッサージになるヒプノセラピーも併用してみました。

ヒプノセラピーはイメージ療法で、潜在意識にアクセスして、

素敵な暗示やイメージを伝えて癒していく手法です。

 更に太陽の陽射しを浴びて、散歩をしたり、

仲間と飲み会をして楽しい交流をすることで、

病院に頼らずにセルフケアを続けて少しずつ快復してきました。

 レストランを閉店して快復した頃、ショールームの中でのカフェの開業話が持ち上がり、

「自然流カフェインフォーマル」をスタート。

その時に中医学に出逢い、以前から薬膳に興味があった私は、それも勉強してみました。

舌などの状態を観察して、体質に合った食材の提供をする。

それは、私自身の体質改善にも役立ちました。

私が選んだ色々なアイテムをみていくと、どれも五感を大切にして、

人間に本来備わっている自然治癒力を育んでいくものでした。

そのことの大切さに気付き、「ホリスティックセルフケア協会」をを立ち上げるきっかけになったのです。

人を癒すセラピストの道へ

佐藤 人を癒すことでご自身も癒されるのですね!

宮澤 そうなんです!私は、桜美林大学の山口創先生の本に感銘を受けたのが大きく影響していて、

先生の本には、手が与える絆、癒しについて、手当ての大切さなどが書かれていました。

私は、とにかく先生に直接会いたくなって、アポを取り東京へ行きました!

そしてなんと空港で会ってもらえることになったのです。

 先生に、本に感動したことを伝え、

「先生の思いを1人でも多く、たくさんの人に伝えたいので、

自分が立ち上げた協会の理事になってくれませんか?」とお願いしました。

なんと先生は快く引き受けてくださったのです!

その後2回位、札幌での講演会を主催させてもらいました。

佐藤 すごい行動力!

宮澤 会わずにはいられなかったのですね(笑)。

そして、これからセラピストを目指している方へお伝えしたいことがあります。

せっかくセラピストになってもその人自身が癒されておらず、

セラピーを受けている人に依存したり、させてしまったり、依存関係をもってしまうこともあるのです。

 過去に辛い思いをしたこと、今悩んでいることも、全ては悩んでいる方々の力になれます。

そして、セラピストは道の案内人だと思います。

自分自身を常に癒し、更に良い方向にいく為にこんな方法もあるよ、

という提案者なのかなと思っています。

焦らず、苦しんだ経験を大切にして、自分の強みにしていくと依存関係もなくなる気がします。

可能なら、食やタッチケアなど色々な方面からセルフケアを実施して

ご自身の強みを作って欲しいなと思っています。

 私は今年で還暦を迎えます。これからも、もっと学びながら成長して、年を重ねていきたいと考えています。

食への意識は、母からの愛情から受け継いでいる

佐藤  ホリスティックセルフケアは初めてどのくらい経つのですか?

宮澤 そうですね、5〜6年くらいでしょうか。

食・タッチケア・ヒプノセラピー・アロマを融合して個人の方のカウンセリングや食養生教室を行っています。

 実は私は、料理が不得意です。でも、母は料理がとても上手で、

その料理の味覚が脳に記憶されているようで、それが現在の私の「食」に生かされている気がします。

調理は簡単に、できるだけ砂糖は使わず、塩麹などの発酵食品を使い、

薬膳も組み入れ、カラダが喜ぶ料理を提案しています。

 例えば、お肉を焼く時には強火でなければいけないという縛りをなくす調理法(低温調理)も提案しているんです。

 そしてレストランをやる前から食器を集めるのが好きで、色んな人の手作りの食器もあります。

食器を楽しむこともお料理を最大限に活かしてくれると感じています。

お洒落な食器をみるとワクワクしちゃいます♪

佐藤 今日提供いただいたお料理も春らしく、食器がより春を演出していますね!

砂糖を使っていないなんてびっくり!素材の味が生きている甘さで食べやすい♪

宮澤 とにかく楽しいことがいいな~と私は思っていて、
可愛い小皿を数種類一つのお皿に並べたりして、味とともに、見た目も楽しんでいます。
人に喜んでもらうことがなによりも嬉しいです♪

人に喜んでもらうことがなによりも嬉しい

佐藤 なんだか素敵な料亭に来たみたい♪ おもてなしがとってもお上手です。

 しかも簡単でカラダにいいのがうれしいですね!

宮澤 簡単だからすぐできるんです。私はレシピを作らないので、

味見しながら調理してもらう方法です。それが料理が苦手な私でも続けていけるコツでしょうか(笑)

 これからも子育てしているママが忙しい中、簡単で美味しくできる料理を提案していけたらいいなぁ、

と思っています。

ママたちは、家族が喜んでくれて、健康になって欲しいという願いをこめて料理を作っていると思うの。

料理のレシピよりも、想いのほうが大切だと思っていて、

さらにママは楽しく作れるのが一番いいと思うんです。

 例えば夫婦喧嘩をしている時に料理を作ると、いつもと同じやり方をしても味がとがるんですよ!

だから楽しく、子どもと一緒に作ったりするのもおすすめ♪

嫌いだった野菜も自分で作れば食べられるようになったりします。

あの喜びを見たら、一緒に作って良かったなと思いますよ!

最近の活動について

佐藤 最近の活動のご紹介をお願いします。

宮澤 「魂のかがやき」という絵本を作りました。

私が文章を担当して、イラストレーターに絵を描いてもらいました。

ヒプノセラピーをした時に、潜在意識から蘇ってきた自分の記憶を書いた内容です。

 私は、生まれて1歳になる前にご飯も受け付けなくて、

危篤に近い状態になって危ないと言われた時があった様です。

その時、私は光の世界に行っていました。

みんなに何かを渡していて、それが心の平和のタネなんだと思います。

そして私1人の力だけではなく、それが大きく輝いて、

たくさん集まって大きな光になっていく、という内容です。

 例えば、塩麹を作る時も手で揉むのですが、手に悪玉菌がついていても、

発酵する過程でその薗も発酵したらいい役割に変化します。

 人も同じで、悪さをする人がいたとしても、愛のある人がたくさん集まれば、

愛の発酵現象が起きて、みんなが愛ある人になるのかも、というイメージを私は持っています。

佐藤 それってステキですね!それが今のお仕事に繋がっているのですね。

今後の夢や目標

佐藤 今後の夢や目標をお聞かせ下さい。

宮澤 今後の夢は、もう少し落ち着いたら食養生の本を出したいです。

本のタイトルは、「インフォーマルの優しいレシピ」勿論、お料理のレシピも紹介したり、

食養生教室を受けてくれた人にお料理の感想を書いてもらったり、

今までお世話になった方と一緒に作って、その方々の応援にもなる様な内容。

今までの恩返しみたいな本ができたらいいなぁ〜と夢を描いています!

 私は今までやりたいことを強く思うと、実現してきました。

それは不思議なことだし、ありがたいことです。

佐藤 今回もぜひ実現しましょう!

宮澤 どんな風にできるかわからないけど、

イラストを描くのが好きな人が挿絵を書いてくれるかもしれないし、

今まで関わった人が、得意なところを担当してくれるのかもしれないし。

そういうことを妄想するだけでも、ワクワクします♪

人との繋がりを大切に

佐藤 これを読んでいる女性たちに伝えたいことはありますか?

宮澤 今回のコロナで、当たり前だった人との触れ合いがそうでなくなって、

心も体も固くなっている気がします。

人との繋がりってすごく大切だと思っています。

電話したりすると、声だけでもホッとして安心しますよね。

こういう時だから、どんな形でも触れ合いを大切に。

 特に自分にも言葉をかけてあげて欲しいです。

「今日もありがとうね!」とか。最大のミカタは自分なんです。

どんな言葉でもいいから鏡に向って、そして自分を抱きしめて、褒めてあげる。

つい、自分を責めてしまうこともあるでしょうけど。

「感謝」と「愛」という言葉で心を豊かに♪

子育ての時間はママの宝物になる

宮澤 そして、子育てのママ達に。

子育ての時期を大切にして欲しいと思います。

お仕事と並行して子育てをされている方も多い社会情勢です。

でも、もし可能であれば出来るだけお子さんと過ごす時間を長く。

一緒に笑って、一緒に遊んであげて下さい。

 子育ての時期は短いです。社会に取り残された気持ちになるかもしれませんが、

どうか焦らずに側にいてあげて下さい。

きっと、ママにとっても宝物の時間になると思います。

佐藤 そのお言葉、とっても心に沁みました。

宮澤  今回、この様な素敵な企画に声を掛けて頂き、ありがとうございます。

還暦の記念になります。感謝♪

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左から
手作り食べる甘酒を挟んだ最中、
百合根に苺とリンゴ煮合え、
三年番茶と共に。
いずれも砂糖未使用でした 。
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こちらのライトは宮澤さんのお手製
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左 佐藤、右 宮澤さん

宮澤美己子さんの想いを作品に